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 【私と政治 2】

わたしが経験してきたこれまでの選挙戦を振り返っても「本気でこの人だ」と思った人物はいない。どの候補者もわたしの人生観や価値観と接点が少なすぎる。


議員は「先生」という代名詞で呼び合うが、わたしの認識ではティーチャーかドクターが先生であって、政治家に「先生」という立ち位置は求めていない。市議会議員〜県議会議員〜国会議員という年功序列的ステップ制が「先生」という気色の悪い代名詞の出どころか?


先生諸氏はやたらに黒塗りの車に乗りたがる。胸に金バッジや赤い羽根、緑の羽などをつけたがる。また住んでいる家がやたらにでかいお屋敷風情というのも、庶民との格差を大いに象徴している。


わたしが選挙権を得たばかりの頃、選挙が近くなると必ず友人知人、職場、取引関係などを介して熱心な支持者から、後援会への勧誘が繰り広げられていた。「ねぇ、名前を書くだけでいいから、お願い!」といった具合だ。まだ若くて青二才だったわたしは、多くの有権者がお付き合いで、与野党含めて複数の候補者後援者名簿に名を連ねる現実を知って唖然とした。
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後援会へかり出されて候補者の演説を聞くのも多くがそういった付き合いとしがらみで成立していた。議員たちの政策や人柄にふれるというより、消費者心理を巧にコントロールする霊感・催眠商法にも似た空気を放つ演説が多かった。


それでも地方の富と幸せを説く先生方の熱弁に市井の多くはささやかな希望を託し、国会へどんどん送り込んだ。「個」の言葉で表現しているのか「組織」の言葉で表現しているのか? なにも見極めないまま。その多くが自民党&公明党のハッピーセットのような票となって与党が運営されてきた。


そんなハッピーセット票で内閣継続モードを繰り返してきた偉大なる自由民主党が今大いに揺れている。


それでは最後に国家議員の全先生方にザ・タイマーズの名曲『ギーン ギーン』を捧げ、この国の未来にエールを送ることにする。

ギーン〜 ギーン〜 ギーン ギーン〜ギーン ギーン ギーン ギーン ギーン ギーン〜。お〜、エ〜イ!! ギーン ギーン ギーン ギーン ギーン〜〜〜〜〜〜〜ギーン ギ〜ン ギーン ギーン ギーン ギーン