「ROCKフード!」
去る4月28日(土)。ライフdeライブの楽屋にご覧の差し入れが届けられた。桜の塩漬けを使った“桜ごはん”のおにぎり。“桜寿司”などとも呼ばれ、結納に使う桜茶などと同じくお祝の席を彩るジャパニーズフードである。
届けてくれたのは、ライブスポット「ガァネット」のYUIママ。佐世保のロックの母的存在であるママが4組のロックバンドが顔を揃える今回のライフdeライブを祝って、こしらえてくれた手づくりだ。
THE ROWS、赤崎コンパ大學、ザ・チューチューチュートルズ、嘘つきバービーという個性派出演陣をはじめ、舞台監督のハウリン伊達丸などスタッフもママの心のこもった、おにぎりをパクパクと頬張って、本番に挑んだのである。
代表して嘘バビの千布君とH・伊達丸のお召し上がりシーンをパチリパチリと連写でござる。
お二人とも日々、平安の公家様のごとく、このような雅びなジャパニーズ・ソウル・フードをお召し上がりになり、体内でロックンロール・エネルギーに変換させ、あの恐るべき奇異なるステージパフォーマンスを生み出していらっしゃるロッカー、かどうかは定かでない。
ちなみに嘘バビの岩下君は肉食人間らしい。ミュージシャンたちの食生活と表現は、佐世保のロックシーンを探る大きなキーワードにも感ずる、今日この頃でござる。
同じ頃、楽屋内ではママから力をもらったロッカー暦17年のROWS、宮本氏が、なんとチュートルズの中古ちゃんのヘアーメイクを自らかって出た。お〜う、さすが。ご自慢のリーゼントが中古ちゃんに乗り移ったぜ!!
それでは、みんな本番ですぞ〜。
ステージではDJマークのMCがスタートした。
この日、音楽を愛するママの味をいただいた、ロッカーたちのステージはどれもいきいきしていた。桜寿司、それは、まさしくロックンロールフーズとして活躍したのである。ママ、魂の差し入れ、どうもありがとうございました。 (五月)