« 「カレー食べてナンサでティー」 | メイン | 「ゴーヤーマン咲く」 »

a000613

「トマト&おにぎり」

syu.jpg 恋するトマト見事に実りました! 大地康雄さんがフィリピンの大地で育てたトマトを食べるクライマックスシーンで満席の会場のあちらこちらから、しくしくとすすり泣きが聞こえてきました。観客の涙は感動のエンディングまでぽろぽろと頬を伝い、エンドロールが終わると、なんと映画祭初? かな? 拍手まで巻き起こりました。

 大地さんの気さくな素顔にふれることができたアフタートークショーも大盛況。真っ赤なトマトと大地さんの映画への情熱で、とってもハッピーな気分になれたひとときでした。
 
 アルカス広場のマーケットで野菜を販売した姉妹都市大分県九重町の生産者の皆さんもこの映画に心を震わせ、大地さんと意気投合。打ち上げも大盛り上がりで話が尽きなかったようです。佐世保で上映された一本の映画を通じ生まれた人々の出会いと親交も、大きな実りだったのです。
 
 平行して今週20日で終映となる『かもめ食堂』を観にシネマボックス7へ、レッツムービ〜。ウワサ通りおにぎりや、シナモンロール食べたくなる腹ぺこムービーでした。ムーミンのふるさとフィンランドの人々って本当にあんなに穏やかな暮らしをしているんでしょうか? 羨ましい限りです。
 
 めし食う間もテレビや携帯、パソコン、雑誌、新聞を手放せない日本人。どうしてこんなに忙しい毎日を送っているのでしようか? 小林聡美の凛としたジャパニーズスピリットはこの大和国でなく、北欧の美しい港町にのんびり調和しているのが不思議と、かっこよかったです。
 
 毎日トップギアで疾走するわれら日本人。心身には骨盤のズレを治すのと同じように、ギアをはずしたニュートラルな時間が必要なんでござんすね〜。井上陽水の『クレージーラブ』を聴きながら心と体の余分な力が抜けて、ニュートラル状態になった拙者は清清しい思いで、映画館を後にしたのでござりんす。
 
 これってニヤロメ効果? ガッチャマン効果? それとも合気道効果? 荻上直子監督の研ぎすませれた五感に脱帽!!
 

 恋するトマトで農家の家族が忙し過ぎて夕飯の支度もできず、コンビニ弁当を食べるシーンがありました。かもめ食堂では、サチエ、ミドリ、マサコが握った出来たておにぎりを囲みフィンランド人と美味しそうに食べるシーンがありました。サチエが言いました「おにぎりって日本のソール・フードでしょう」 そうです。ソール・フードだから、トマトもおにぎりも美味しいのです。 心の栄養補給に、もっと自分たちで作ったものを皆で一緒に食べるようにしましよう。 (神無月)