| あい | |
| 三人称の「あいつ」や代名詞「あれ」の意味。使用例=あい(あいつ)、あいが(あいつが)、あいたち(あいつら)。語尾が訛った、あいどん(あいつら)もある。 | |
| あいたぁ〜す | |
| 机の角に肘や足をぶつけたとき、ドアに指をはさんだときなどに佐世保人は「あいたぁ〜」もしくは「あいたぁ〜す」と声を発する。「痛い」ときに思わず口から出る言葉。 | |
| あいよった | |
| 「ある」「会う」は「あいよっ」と訛る。「た」を付けると過去形になる。使用例/「西海パールシーで、かき食うカキ祭りがあいよった」「スタバで昔の彼女とあいよった」……etc | |
| あがん | |
| あのようには「あがん」、そのようには「そがん」、このようには「こがん」。すなわち「がん」は「ように」ということ。あぎゃんさー、そぎゃんさー、こぎゃんさー。 | |
| あげん | |
| アゲインみたいでかっこいいが、これも訛り。「あげない」の意味。人に何かを渡す「あげる」と物を「上げる」の両方の使い方ができる。使用例/「もうあげきらん」「はよ、あげとかんば」「あぐっぎよか」「あげきっと?」「あぐっと?」「あげきんもんや」……etc | |
| あっちゃん | |
| 人の呼び名のようだけど、あちらの方という意味。コッチャンはこちらの方。アッチャンコッチャン連れて行かんと。 | |
| あっと | |
| じゃアドレス言いますね。○○○@マーク! ではもちろんない。「あっと言う間」の「あっと言わせる」のあっととも違う。動詞の「ある」を「あっと」と頻繁に使っているのです。例えば「ご飯まだあっと?」「このゲームしたことあっと?」「本当に観たことあっとや?」など。 | |
| あんしょ | |
| 「あい」と同じく三人称代名詞「あの人」の意味。「あんしょに聞いてん(あの人に聞いてご覧)」「あんしょなんね(あの人なにかしら?)」「あんしょが知っとらす(あの人なら知ってるはずだよ)」などと使用する。 | |
| あんびゃー | |
| 耳で聞くと、フランス語のような響き。もちろん「塩梅」が訛ったもの。どがんあんびゃーやろか。 | |
| あんもんね | |
| 「ねぇ、おやつまだ残ってる」「もうないよ」という会話が「ねぇ、おやつまだあっと?」「もう、あんもんね」となる。「ない」と同意義で使う。「あんもんか」「あんもんや」など語気を強める男言葉もまだまだ健在だ。 | |
| いっちょく | |
| 語源は「打ち捨て置く」。物をわすれておくこと。本ば家にイッチョタというように使う。 | |
| いっちょん | |
| いっちゃんこと市原隆靖さんのことじゃない。ソフトに略すと「少しも」の意。「いっちょん好かん」「いっちょん出らん」などと使おう。 | |
| いっぽかっぽ | |
| 忙ててゲタをつっかけて出るとき、別々のものをはいて出ること、方言で履物のこと。一歩だけの履物ということか。 | |
| いつでん | |
| 「いつもここから」を佐世保弁で訛ると「いつでんこっから」となる。いつでもの意味。使用例/「いつでんよかけん」「いつでん留守さね」「いつまででん言わん」……etc | |
| いろんころん | |
| コロコロと転がっていきそうな、耳ざわりのいい言葉だね。「あれこれ」が標準語。「いろんころん文句ば言わんと!」と言うように使う。 | |
| いわせん | |
| 立派だ。良い。優れている/そんな意味であって、岩のように硬い煎餅のことではない。他に「言わせん」ほど凄いということか。 | |
| うしたいもん | |
| 丁寧に扱わないこと。雑にすること。「失う」から来ているのかな。失ったと同じように、無雑作に、邪険にすること。 | |
| うしつる | |
| うしてる、も同じ。捨てること。「失う」をもっと自分の意志を強めて、「捨てる」と同じ意味に使ったもの。「あんたなんかうしつるよ〜」と喧嘩しませんでしたか。 | |
| うち | |
| 男は「オイ」、女は「ウチ」が佐世保流。映画『69』でもヒロインが「うちデモやらバリ封やらするヒト好いとうもん」と言っている。 | |
| うっかんげた | |
| うっかりカン違いして履き違えた下駄。という意味なら面白いけど、「こわれた」こと。壊れていく様子が想像できそうだ。 | |
| うっすらごと | |
| 安藤政信さんの名セリフのひとつ。「そい、うっすらごとやろが」と北松訛りでボヤくシーンはなかなか味がある。おそらく絵空事がこうなったのだろう。「それって、ウソだろ」「それ、作り話だろ」と訳すべし。 | |
| うっちょかるる | |
| 標準語の「うっちゃる」が微妙にナマったのだろうか…?”そのまま放っておく“などの意味を持つ。それではレッスン。「ほら早よう行かんば、うっちょかるっよ!!」もう一度、声を出して! | |
| うっぽがす | |
| ジッポはガスじゃなくてオイルだもんね。約束を「すっぽかす」にも響きが似てるけど、ナント、『穴をあける』意の九州弁「ほがす」の頭に「うっ」までついた強烈な印象を放ってる。 | |
| うめく | |
| 「痛みをこらえてうめく」というように使う。声にならない声で嘆息すること。「おらぶ」が大声で、「うめく」が小声か。 | |
| うらめしか | |
| 柳の下の幽霊は「うらめしや」と出て来る。うらみに思われるという標準の他に、うるさいという意味を混合して使っていた。 | |
| うんにゃ | |
| 解すると「うん」では「にゃ」、ないという否定の意味。CANNOTに似ているね。 | |
| えーくそ | |
| 小梅太夫の「チクショ〜」と同じ意味で使えます。悔しいとき、面白くないとき、うまくいかないときに、感情を込めて「え〜くそ!はがいか!」と叫べば少しスッキリ! | |
| えすか | |
| 「こわい、恐ろしい」という意味。Sか、Mかではない。なぜかまったく判らないのが、えすかねぇ。 | |
| えらかす | |
| だます、あざむく。「あの人にエラカされた」というように使う。だけど「エラ」とは古語ですぐれていることだから「おちょくる」という意味に近いのだろう。 | |
| えりよっと | |
| 「選ぶ」の佐世保訛り。「えいよっ」とさらにディープに訛ることもある。フリマなどで物をあさるように選びまくるさまを「えりたくる」などとも言う。使用例「いつまで、えりよっとや、はよせんや」など。 | |
| おーちゃっか | |
| オー!着火。防火訓練のかけ声のようだが、横着を形容句「おうちゃくな」にしたもの。語尾の「か」は「な」の変化かな | |
| おい | |
| 「俺」「僕」など男性が自分自身をしめす代名詞。プロポーズのとき佐世保の男は「おいと結婚してくれんや」などと告白する。が、初めて東京に暮らしたとき、周囲が「俺がさ」「俺俺」の連発の中、この「おい」を使うのはなかなか勇気がいる。 | |
| おえかぶる | |
| ロンゲやボサボサとかいう言葉ではうまく表現できない佐世保的ヘアスタイル。髪がうっとおしいくらい伸びた様を言う。拓郎の名曲も佐世保弁だと、♪オイの髪が肩までおえかぶって〜と歌うべし。 | |
| おかしか | |
| もちろん「おかしい」の語尾が転化したもの。形容詞の「い」はほとんど「か」に変えると佐世保弁になる。ある歯科の名でもあるけど。 | |
| おっちゃける | |
| 「ほらほら、そがんとこに登ったらまたおっちゃけて泣くぞ」などと使う。「おっこちる」「おっことす」の佐世保ヴァージョンなのだ。 | |







