CINEMAレビュー

マレフィセント
シネマボックス太陽

2014年6月20日
シネマボックス太陽


大ヒット「アナと雪の女王」に続け!!今度は誰もが知ってるディズニーの名作「眠れる森の美女」の本当の物語を悪役マレフィセントの視点から描く禁断の呪いが生んだ究極の愛の物語。今まで謎だった事、そうなぜマレフィセントはオーロラ姫に呪いをかけなければならなかったのか?そこには真実の愛に隠された驚きの秘密が・・・。あのロマンティックなおとぎ話を悪役の視点から描く事でここまで悲しくて摩訶不思議で愛に満ち溢れた作品になるとは思いもしなかった。これまで信じてきた善悪の基準は逆転してしまうでしょう。

マレフィセント役にはディズニー映画初主演のアンジェリーナ・ジョリー。アンジーとマレフィセント。映画鑑賞後は二人の共通点が多いように感じられ、まさにアンジーの生き様はマレフィセントそのものだと思ってしまいます。アンジー自身、子供の頃の悲しい経験のせいで裏の道を歩んでいましたが、母親になったことや子供という無垢な存在のおかげで欠けていた愛や自信を取り戻しましたが、主人公マレフィセントもある悲しい経験のせいで邪悪な妖精となってしまいます。しかし、オーロラ姫という純粋な存在に触れることで真実の愛を取り戻すんです。
本作はダークな世界観が漂うミステリアスな映画?ちょっとホラー?という感じと思いながら鑑賞しましたが大間違い。大きな愛に包みこまれる子供も楽しめるファンタジー映画です。

 美しきプリンセスを演じるのはソフィア・コッポラ監督「SOMEWHERE」のエル・ファニング。マレフィセントに仕えるカラスのディアヴァルを演じるのは大好きな映画「コントロール」でイアン・カーティスを演じたサム・ライリー。野心家の国王ステファンを演じるのは、これまた大好き「第9地区」のシャールト・コプリーじゃん。ディズニーらしからぬ配役ですが素晴らしいとしか言いようがない。
究極の愛、真実の愛とはまさにこの映画を観ると分かります。真実のマレフィセントの姿を全ての人に知ってほしいものです。

                         チェブ

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Posted on 2014年 6月 20日

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