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    <title>らいふのまきたろう雑文ノート</title>
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    <updated>2012-01-19T10:19:30Z</updated>
    <subtitle>ライフさせぼ紙面で「パパの赤ちゃん日記」や「ガッペイジャー」、「現代妖怪事典」「亜細亜的電影」などを連載。音楽イベント「ライフdeライブ５・３」をプロデュースしている、らいふの まきたろうの雜文ノートです。</subtitle>
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    <title>「0S-61アップデートのお知らせ」</title>
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    <published>2012-01-19T10:17:31Z</published>
    <updated>2012-01-19T10:19:30Z</updated>
    
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            <category term="OS-61" />
    
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        <![CDATA[いや〜、昨年10月からこの帳面まったく更新しておりませんで失礼しましたぜ!! 昨年暮、酒友の醤キエロと、ご飯がススム伊藤氏が「まきたろうブログ、読みたいね」なんて焼酎交わしながら、社交辞令申すもので、「よし来年はビシバシ更新オーライ！」なんぞと酒臭まきちらした面目もあり、約束通りよしなに帳面を記すこととあいなりました。
<img alt="0s61.jpg" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/0s61.jpg" width="307" height="320" / align="left" vspace="3" hspace="10">

まず帳面に身が入らなかったいい訳から申し上げますと、昨年夏に欲しかったディバイスを手に入れたことにより、appleやgoogleにはまりまして気もそぞろ。ちょっと煙たかった携帯文化とＰＣ文化の呪縛から解放され、己の人生観にあったアプリをカスタマイズカスタマイズの日々を送っておりました。


まるで新たな人格を与えてくれたような錯覚すらもたらしてくれるＩＴ革命に酔いしれること２ヶ月半、我が心身をつかさどる0S-61（S36年製造）の問題点やバグの修正も同時進行で進め、ようやく本日アップデート！　イェ〜ィ！　帳面に元気に帰って参りました。


ほれほれ、まずは我が容姿を映した新キャラも、ちょいあか抜けましたでしょうか？　カラーヴァージョンを紹介するでやんす。さらに機能が増し快適な使い心地を実感していただけるであろうOS-61を新搭載した「まきたろう雑記帳」を今後ともなにとぞ、よろしくお願いいたします。

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    <title>「エクラン東宝閉館」</title>
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    <published>2011-10-08T03:19:54Z</published>
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    <summary>　 明治19年（１８８６）、佐世保村に海軍鎮守府が置かれ、閑散とした村の空気が一...</summary>
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            <category term="佐世保な記憶" />
    
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        <![CDATA[　
明治19年（１８８６）、佐世保村に海軍鎮守府が置かれ、閑散とした村の空気が一変。日清戦争の勝利に沸き、小さな村は軍港としてモダンな街並みに生まれ変わって行く。<img alt="eku3.JPG" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/eku3.JPG" width="255" height="170" /　 align="left" vspace="3" hspace="10">中心部には海軍相手の料亭や遊郭が軒を連ね、特需景気で人口が一気にふくれあがり村から市になった。

そんな中、歌舞伎などを上演する「弥生座」という芝居小屋がオープンした。ある日、「活動写真」が登場。スクリーンに映し出された日露戦争の凱旋パレードに、観衆はただただ感嘆。またたくまに街中の評判になった。この芝居小屋が現在の栄町にある「エクラン東宝」の前身だという。約１世紀にわたり佐世保市民に娯楽を提供してきた老舗映画館「エクラン東宝」が９月30日fに突然閉館した。客足が遠のいた経営不振が原因だ。<img alt="eku4.JPG" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/eku4.JPG" width="170" height="256" / align="right" vspace="3" hspace="10">

同映画館が２スクリーンの東宝直営館として新築開館したのは平成２年（１９９０）。その前は「日活」「東館」を併設し、名画座や成人映画上映館の時代もあった。個人的な想い出をひもとくと高校時代初めて日活ロマンポルノを鑑賞した映画館でもある。根岸吉太經篤弔痢惘麝襦戮鬚呂犬瓠藤田敏八、若松孝二監督作品に出会ったのもここだった。エクランになってからは子どもと一緒にドラえもんやジブリ、ゴジラ、ガメラも楽しんだ。

ハイビジョン画像で自宅でもクオリティの高い映画鑑賞が可能になった現代。３つの時代を銀幕に映してきた老舗映画館の幕切れは、まるでフイルムが切れたような、実にあっけないTHE ENDだった。

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    <title>【私と政治 大震災編】</title>
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    <published>2011-06-11T02:56:44Z</published>
    <updated>2011-06-11T03:01:03Z</updated>
    
    <summary>なんとも後味の悪い内閣不信任案騒動だった。戦後、最大の非常事態である今こそ、政治...</summary>
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        <name>まきたろう</name>
        
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            <category term="あふぉりずむし" />
    
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        <![CDATA[なんとも後味の悪い内閣不信任案騒動だった。戦後、最大の非常事態である今こそ、政治家諸先生方も党派を超えたチームプレーで国難を乗り切るための底力を見せてくれるかと期待したのが馬鹿だった。

こういうピンチに見舞われても国会は与野党揃って国民目線とずれた政争をくり返す組織だということがハッキリしただけ。

不信任案が否決された夜、六本木のカラオケ店で会合を終え出てきた小沢一郎の変な笑み（大先生はなぜかいつも肝心な時に本会議を欠席、料理店で会合しているる）。そんな小沢＆鳩山由紀夫の言動を見ていても旧自民党時代の党内派閥となんら代わりなく国民のトラウマは深まる。

加えて谷垣禎一のヒステリックな菅降ろし論議。自民も公明もまるで震災を政権奪取に利用しているかのように見えてしまう。総理大臣をすり替えるだけで済ませようとする論争。造反、総選挙へ向けての体制固め。与野党揃って本当にくさくさした揚げ足取り議論ばかり。まったく鬱陶しい梅雨の政局劇を見せられたもんだ。

原発は長い自民党政権下で推進されてきた国のエネルギー政策だ。電力会社と民主党を槍玉に挙げる責任追及だけではなく、党派を超えて知恵を出し合い迅速な打開策と対応を具体的に示してくれることを民は願っている。
<img alt="sitojpg.jpg" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/sitojpg.jpg" width="113" height="144" / align="left" vspace="3" hspace="10">

今最も大事な事を後回しにして、不信任案も大連立もあったもんじゃない。政府は年に一度総理大臣をすり替えても支障がないかもしれないが、結果を出さないと飯が食えない民間で毎年社長を取り替えていたら会社はつぶれるだろう。こんなお粗末な運営をくり返すなら、国会も民営化を考えた方がいいのではないか。

次の総理大臣も、また次第に顔色が悪くなって、覇気も失せ、何も解決しないまま消えていくだろう。就任時と退任時だけ妙に晴れ晴れしい日本のリーダーを一体何人世に送り出すのか？　１００年後の歴史の教科書を見てみたい。

それでも「俺にも一回総理大臣をやらせろよ」と目論む議員先生方、このままじゃ日本で一番かっこ悪い嫌われ者のお仕事に就くはめになってしまいますぜ。

菅直人に全責任を負わせた退陣劇で、震災復興は本当に前へ進めるのか？　とにかく１日も早くオールジャパンで仕事（政治）をしたまえ！と声を大にしたい。

それができない政治家先生方のご都合主義があるのであれば、民も「議員全員不信任案」を国会にたたきつけようではないか。そう、次こそ総選挙で国民一丸となって白票を投じるしか術はない。

それでは最後にフットワークが重く、チームワークも悪い国会議員諸先生方へ一曲歌など進ぜましょう。久しぶりに日本の偉大なるロックンロールバンド「ザ・タイマーズ」の名曲「ギーンギーン」で、目をお覚ましくださいませ。

♪ギーン〜　ギーン〜　ギーン　ギーン〜ギーン　ギーン　ギーン　ギーン　ギーン　ギーン〜　ギーン〜　ギーン〜　ギーン　ギーン〜ギーン　ギーン　ギーン　ギーン　ギーン　ギーン♪]]>
        
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    <title>「今村昌平のDNAが４年制に！」</title>
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    <published>2011-04-12T10:55:20Z</published>
    <updated>2011-04-12T11:00:17Z</updated>
    
    <summary> 30年前、今村昌平監督が学院長を務めていた横浜放送映画学院で「映画づくりは米づ...</summary>
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        <name>まきたろう</name>
        
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            <category term="親父一匹キネマ純報" />
    
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30年前、今村昌平監督が学院長を務めていた横浜放送映画学院で「映画づくりは米づくりだ！」のスローガンを掲げ実施されていた研修があった。福島県の農村に赴き生徒は各生産者の家庭に住み込んで農作業のお手伝いをするというプログラムだ。


今振り返るとちょっとかじった程度の農家体験だったが、世間を知らない18歳の若僧にも、ものづくりには苦労と、喜びが同居していることを察することができた貴重な体験だった。今村監督の講義は１、２度しか受けていないが、「とにかくもっと本を読みなさい」と何度も口にしていたのを思い出す。


理由は若き日に読んだ深沢七郎の小説『楢山節考』を読んで「やられた」と思ったからと語っていた。小説に負けない映画を撮るために、本を読みなさいという教えだったと記憶している。


憧れの映画の仕事に就くことなくＵターンしてしまったが、今村監督のたった一言は何事にも当てはまる人生の助言となった。


横浜東口、スカイビルの一角に日本中から集まった映画青年たち。歳月が流れた今、横浜から日本映画学校へ改組されながら、現場主義の教えを受け継いだ人材が日本映画の制作現場で多数活躍していることは、米づくりに参加した一人としても、とても嬉しいことだ。


そしてこの春、日本映画大学が開校。受験システムと同じく人間のサイズも企画化傾向にある日本の大学制度の中、故今村昌平の人間くさいＤＮＡを受け継ぐ規格外の映画人をどんどん排出して、さらに日本の映画芸術を面白くして欲しいものだ。祝！日本映画大学開校、期待してます。
        
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    <title>「0S-61 最後の小学校生活</title>
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    <published>2010-11-16T10:26:39Z</published>
    <updated>2011-04-09T02:29:40Z</updated>
    
    <summary>1972〜1973年 小学生最後の大イベントは、待ちに待った小松左京のベストセラ...</summary>
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        <![CDATA[1972〜1973年


小学生最後の大イベントは、待ちに待った小松左京のベストセラー小説『日本沈没』の映画化だった。東宝中央にワクワクして出かけたのを覚えている。１万メートルの海の底、日本海溝まで潜っていく深海潜水艇わだつみの実写を遂に体験。パイロットの小野寺（藤岡弘）と、田所博士（小林桂樹）もかっこよかったぁ。長年リスペクトしてきたガメラ、ゴジラという二大怪獣映画からパニック映画という新ジャンルにステージアップした記念すべき日。豪華役者陣の重厚な演技と、敗戦から華やかに復興したのもつかの間、再び消えゆく国土を憂う日本人。生き残った国民は国際社会にどう受け入れられるのか……？　小６の心にはドデカすぎるテーマを目の当たりにして、ちょっと大人になった気分も味合わった。


また劇中で総理をはじめ国家機関の関係者に地殻変動とマントルの仕組みについて
説明する眼鏡をかけた学者の姿になぜか魅了された。その時点でその人物が東大教授の地球物理学者、竹内均とは知らなかった。後に科学雑誌『Ｎｅｗｔｏｎ』を発刊され、その編集長が、なんと映画で見たあのルックスの人物ではないかぁ〜と大感動。成人後、竹内氏の著書を通じてその生きざまにも影響を受けた。


73年〜74年、お正月映画『日本沈没』に心を躍らせた私は、その後半ズボンを脱ぎ、カンコー学生服（乃木服の百恵ちゃんと、カンコーの淳子ちゃんの選択肢だった）を着て福石中学校の門を潜ることになる。残された小学校生活の記憶はあまり鮮明ではないが、ハヤカワＳＦ文庫のキャプテン・フューチャーシリーズを読みあさり、『子供の科学』を毎月購読していたと思う。

<img alt="kaooJPG.JPG" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/kaooJPG.JPG" width="184" height="139" / align="right" vspace="3" hspace="10">
そんな春のある日。テレビで流れていたローカルニュースに、いきなり福石中学校が登場した。たぶん卒業式だったと思う。体育館に掲げられた日の丸の旗が降ろされ、生徒たちが『戦争を知らない子供たち』を大合唱したというショッキングなニュースだった。反戦どころか反体制とかアナーキズム、日教組、ヒッピー、ラブ＆ピースもよく知らない12歳の私にはテレビで見たことしかないストリーキングに負けないインパクト放つ映像だった。しかも、この春からこの中学校へ入学する身である。一体、どんな学校なのか？　深海潜水艇わだつみ、キャプテンフューチャー、コメット号に憧れ、『子供の科学』を愛読していた少年には、計りき知れない世界が待ち受ける中学校に思えた。


もう一つ、小学校生活の大きな事件は生まれて芸能人と握手をしたことだ。四ヶ町の西沢本店（アルバ西沢）の屋上だったことを覚えている。ちょっとしたステージショーがあったかのか否かは記憶がない。しかし、あの屋上に折りたたみテーブルと椅子が置かれ、左とん平が座っていた。順番にサインと握手をいただいた記憶だけが鮮明に残っている。たぶん『ヘイ・ユー・ブルース』の大ヒットで、この地まで足を延ばしたのだろう。
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    <title>「佐世保弁物語３」</title>
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    <published>2010-10-15T11:27:03Z</published>
    <updated>2010-10-15T11:33:10Z</updated>
    
    <summary> 【ほかんと】 佐保美「すーすーすーはどがん？」佐一郎「う〜ん、なんかさむかごた...</summary>
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        <name>まきたろう</name>
        
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            <category term="佐世保な記憶" />
    
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        <![CDATA[
【ほかんと】
佐保美「すーすーすーはどがん？」佐一郎「う〜ん、なんかさむかごたっね。ほかんと、なんかなか」「そうね、なかなかなかは？」。中央公園の噴水広場でベンチに腰かけ、ワインバーの屋号を思案中の二人。親しみのある佐世保弁でネーミングできないかという、佐一郎の思いで、佐保美が一生懸命知恵をしぼっていた。「佐保美さん、今度三川内につき合ってくれん。器ば三川内焼で揃えたかとさ」「よかよ、いこうで」。※「ほかの」の意味

【ほんなこと】
「あ〜ほんなこと、よかお湯やね」。湯船の中で笑顔をこぼす母ひろ子と久しぶりに、世知原町「山暖簾」の温泉を楽しむ佐保美。「今度、佐一郎さんと三川内にいくと。お店の皿や器ばみつけに」「そうね。ほんなこと、よか人と知りおうたね。もうプロポーズはさしたとね」「そがんと、まだにきまっとたい、お母さんなんばいいよっと」。ちょっと照れくさそうに、国見山の景色に目を移す佐保美だった。※「本当に」の意味の九州弁。「ほんなこて」と言う地区もある。

【めんまわる】
「佐一郎さんもう指輪買ったとかな？　まだアクションなしですか？」「うん、まだなんもいわっさん。このキャンディばもう一個買おうっと」。佐保美と恵は玉屋１階の「ラウンド菓子」売場で量り売りのお菓子をカゴに入れながら会話していた。「今ね、店の名前ば考えよっとさ。恵なんかよかネーミング思いつかん？　佐世保弁で」「えっ、佐世保弁で名前つけるんですか？」「そう、たぶん方言ばローマ字で表記すっちゃん。あっ!! 」。佐保美が突然、恵の肩に手をかけ寄り添うようにふらついた。「佐保美さんどうした!?」「ゴメンゴメン。お菓子ばっかい見よったら、めんまわっただけ」……。※「目がまわる」のハイパーなまり。

【ゆうけん】
三川内で皿や器を買いそろえた佐一郎と佐保美は「させぼ四季彩館」に立ち寄って物産品を見て回った。「佐世保名物のなんでんあっとねぇ。あ、佐一郎さんさっき店の名前のひらめいたとばってん」「なん？」「じゃ、ゆうけん（言うから）ね。『コンケン』ってどがん？」「……こんけん？」「うん、こんけん。『出てこんけん』とかゆうたい。店によけいお客さんのこらすごと、縁起もようなか？」。佐一郎がレジに走り、「すいません。なんか書くもんなかですか」とメモ用紙とペンを借りている。紙の上に「Ｋ」の文字をすべらせ「Ｋｏｎｋｅｎ」と綴った。
<img alt="yubi2.jpg" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/yubi2.jpg" width="57" height="120" / align="left" vspace="3" hspace="10">
【ゆうけん】
「あっ!! よかねぇ。かっこよかやん。こいにしゅうか」「よかった、コンケンコンケン！」と喜ぶ佐保美の無邪気な姿を見ながら、佐一郎は胸の中で「じゃ、おいもゆうけん（言うから）。佐保美ちゃんも、おいについてコンケン！」と笑顔でテレパシーを送った。が、佐保美は「あ！　まぜん婆の売ってあっ、買うとこお〜っ」と陳列コーナーに手をのばした。※「言うから」の意味。

【よか】
「よか眺めやろ」。ここはハウステンボスジェイアール全日空ホテル12階。佐一郎が鉄板焼「大村湾」でディナーをご馳走してくれた。シェフの素晴らしいナイフさばきに見とれているうちに、目の前で美味しく焼き上がっていく牛肉や魚介類の数々。佐保美は「おいし〜い」を連発して喜んだ。ご馳走をたっぷり楽しんだ後はテーブル席に移動して気分を変えてデザートタイム。スイーツを食べていると、「こちらは女性のお客様だけにご用意ささせていただいております」とおしゃれなフタ付の器が運ばれた。「うわぁラッキーなんやろ？」。※「良い」の意味

<img alt="hanabi1.jpg" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/hanabi1.jpg" width="190" height="190" / align="right" vspace="3" hspace="10">
テーブルに運ばれたデザートのフタをそっと持ち上げた佐保美の目がまん丸になった。「なんこい!!」皿の上にはジュエリーケースがぽつんと置かれている。驚く佐保美に佐一郎が、「知り合いのシェフに頼んで、おいなりのちょっとした演出たい。開けてみて」。「本当に買うたと!!　恵からほら例の事件。事情ば聞いたっちゃん、店の準備でいろいろお金のいる時にプレゼントはよかとに…」。佐一郎はコップの水を少し喉に流し、軽く深呼吸して「佐保美ちゃん、プレゼントじゃなか……プ、プ、プローポーズばい。はよ開けて指につけてくれん」。

きたぁ〜、マジ……こいがプロポーズの瞬間？……佐保美は全身が高揚していく感覚を必死におさえながら指輪ケースのフタを開ける。ぽん、ぽんと遠くから聞こえてくる音。ハウステンボス場内の花火が始り、周りのお客さんたちが「わ〜きれい」と窓の向こうに咲く大輪に目を奪われている。


「うわ、なんかうそんごたっ」と花火ではなく指輪を手に取りじっと見つめる佐保美。そっとリングを指に通して、佐一郎に向け手をかざしす。「よう似合う、よかった。……ね、佐保美ちゃん。おいの店ば一緒に手伝ってくれん？」「エッ!!　お店ば」「すぐじゃなくてよかけん。考えてみてくれん。ずっと二人でおりたかとさ……け、け、っこんしゅう」。ぽん、ぽん。花火の音。あまりに突然で、まばたきのような「結婚」という二文字。佐保美はなんだか心だけ宙に浮いているような感覚のまま「う、うちも……すいとっよ」と答えるのが精一杯だった。

※続きはまた、そのうちに。

ライフさせぼ『佐世保弁辞典〜らいふさせぼ編』より。



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    <title>「悪人」</title>
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    <published>2010-09-22T11:14:34Z</published>
    <updated>2010-09-23T00:32:58Z</updated>
    
    <summary>２回観た。震えた。涙出た。４年待った甲斐あり。 劇場には女性客多し。シクシクとす...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.lifesasebo.com/makitaro/">
        <![CDATA[２回観た。震えた。涙出た。４年待った甲斐あり。
劇場には女性客多し。シクシクとすすり泣きが聞こえてきた。　


スカイラインが三瀬峠を越え福岡市街に向かう冒頭から、最近ごぶさたしていた映画的緊張感に引きづり込まれる。解体作業現場に向かうワゴン車のフロントガラスに広がる道筋が、事件現場に向かう警察車輌から見た峠の光景に移り代わったところから、その緊張感はさらに深まりを増す。


轟音を発して廃屋を取り壊す作業現場のシャベル……殺人という非日常的な破壊を象徴するかのよう。のどかな漁村……房枝が台所でグサッと包丁を入れ、さばかれていくまな板の上の魚にも、祐一の携帯動画に保存された下着姿の佳乃にも生々しい「生命」を感じる。


料理をちゃぶ台に運びながら「今日警察のこらしたとよ…」と祐一に語りかける房枝。黙々と口に箸を運ぶ祖母と孫の夕飯。ご飯を噛みながら房江が細々と論じる人の善悪……静かなシーンだが、現実を良識で整理していく人間の情が逆に痛々しく心に突き刺ささり、まるで最後の晩餐のよう。/<img alt="panfu2JPG.JPG" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/panfu2JPG.JPG" width="255" height="252" / align="left" vspace="3" hspace="10">


光代のメール着信から物語が後半に向かって加速し始める。メールでの無機質な出会いと実際に言葉を交わして進展する有機的な性交。ベッドシーンも最近の邦画では珍しく必然性を持ってきちんと描写されている。佐賀駅での別れ際、バックミラーに映る光代の後ろ姿が印象的。


呼子名物イカの造りを目の前に殺人を告白する祐一。イカの目玉に映り込む回想シーンにより事件の真相が明らかになっていく。物語前半に蓄積された「負」を全部受け入れ背負ってくれるような光代の力強い存在感。救世主が現れたように、観る側は、いつのまにか光代の言動に救いと希望を覚え始める。


祐一の少年時代と現在の、行き場のない微かな希望を象徴するかような灯台。「あんたには大切な人はおるね」という佳男の台詞を皮切りに始まるクライマックスの映画的ダイナミズムは圧巻だ。


オープニングからエンディングまで弛むことない映画的緊張感は『張り込み』『砂の器』『青春の殺人者』『復讐するは我にあり』『事件』などで味わった感覚にもどこか似ていて、近年慣らされてきたテレビドラマ映画の空気とは明らかに異なっていた。


いい原作がいい映画になる条件とは一体何だろう？


黒澤明、市川昆、今村昌平、大島渚、野村芳太郎、長谷川和彦、伊丹十三……銀幕に「今」を描き続けた昭和の名匠たちが放っていた映画監督の「作家性」を久しぶり味合わせてくれた素晴らしい日本映画だ。


今の社会では、祐一と光代より増尾や佳乃の方が一般的で分かりやすい若者像かもしれない。経済や文化をメディアを動かしているのも増尾や佳乃が持つ「軽さ」がエネルギーになっていると思う。だからこそせめて映画の世界くらいは「軽さ」ばかり追わず、社会のすそ野で生きる等身大の人間をきちんと描く「重み」も大切にして欲しい。そういう意味でも「李監督に座布団５枚!!」って気分！


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    <title>「ピアノにフィナンシェ・緑の和音♪」</title>
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    <published>2010-09-15T10:39:39Z</published>
    <updated>2010-09-15T10:47:57Z</updated>
    
    <summary> 全国津々浦々、いろんな菓子折がござんすが、グランドピアノ型パッケージという珍し...</summary>
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        <name>まきたろう</name>
        
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            <category term="ざっき帳" />
    
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        <![CDATA[
全国津々浦々、いろんな菓子折がござんすが、グランドピアノ型パッケージという珍しい菓子を初めて拝見したでやんす。うんとこ、どっこい！　屋根（蓋）を開け突き上げ棒を装着。お〜っ、ドレスアップした、のだめちゃんが出てきそうなゴージャスな雰囲気じゃござんせんか。<img alt="midori.JPG" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/midori.JPG" width="306" height="348" / align="right" vspace="3" hspace="10">

当たり前ですが、フレーム内部には弦は張ってありません。その代わり、緑のお菓子がお行儀よく並んでおります。一口サイズが２片の透明小袋が６袋。一緒に添えられた栞に『緑の和音』と商品名が記され「こぼれてくる　緑の和音　渇いた心を　潤します」なるピアノの旋律のごときお上品なコピーが綴られているでがんす。

パッケージ側板には銀文字で「アルカスＳＡＳＥＢＯ」の文字。これは佐世保市の公共ホール名でありまして、来春でちょうど開館10周年。現在その記念行事真っ盛りということで、オリジナル性の高い記念商品を作ろうじゃありませんか！と考案されたフィナンシェ『緑の和音』なのででやんす。

見事な曲線を再現した紙パッケージに加え、中身のフィナンシェにも佐世保のこだわりが詰まっておりまして、材料に使われておりまするは名産品世知原茶。なんと、石臼で引いたお茶とおからを絡めてフィナンシェ特有の食感を出したという斬新かつ大胆な一品でごじゃりまする。

焼き菓子づくりのお約束といえるバター、アーモンドなど乳製品を一切使用しないというナチュラル＆ヘルシーなお菓子に仕上げたのは、草加せんぺいの老舗として歴史を刻む「草加家」さん。お口の中に優しい佐世保風味が広がる、緑の和音なのでござんす。

但し限定品ということで10月18日（土）から21日（祝）まで同ホールで開催される『ミュージックフェスティバル』の会場のみでの販売。お値段は１３００円で１００個限定のプレミアム商品でやんす。アルカスさ〜ん、草加屋さ〜ん、これって結婚の引き菓子なんかにもウケそうじゃござんせんか？　　（長月）
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    <title>「素晴らしき美術監督」</title>
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    <published>2010-09-01T08:55:00Z</published>
    <updated>2010-09-01T09:10:27Z</updated>
    
    <summary> 種田陽平という名前をまったく知らず、岩井俊二という名前に牽引されて結果的に種田...</summary>
    <author>
        <name>まきたろう</name>
        
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            <category term="親父一匹キネマ純報" />
    
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        <![CDATA[<img alt="bar.JPG" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/bar.JPG" width="283" height="213" /align="right" vspace="3" hspace="10">
種田陽平という名前をまったく知らず、岩井俊二という名前に牽引されて結果的に種田陽平という名前を知ることになった記念すべき作品が96年に公開された『スワロウテイル』だった。
　
その後『キル・ビル』などで活躍しながら脚光を浴び、今や日本映画界を代表する美術監督の１人となった。そんな種田さんが03年にわがまち佐世保市に滞在。赤レンガの立神音楽堂の入口にエキセントリックな鳥居のセットを組んだり、音楽堂の中にライブバー「ブラックローズ」や、スポーツランド跡地にフェスティバル会場を創り出し、見慣れた現実の中に虚構世界を創造していく映画づくりの面白さを体現させてくれた。

新進気鋭の李相日監督が佐世保ロケでエネルギッシュかつポップな青春像を焼きつけた『69sixty nine』の美術を手がけたのも種田さんだ。氏は佐世保の大ファンで映画公開記念イベント『ブラボーＳＡＳＥＢＯフェスティバル』のプロデュースも自ら担当。その時に販売された種田さんデザインのＴシャツ（黄色）を私は６年経った今も愛用している。

ロケ地マップの制作にも携わった私は、種田さんをインタビューする機会にも巡り会えた。「佐世保は土着的な村意識が薄く、何でも受け入れるターミナル的な自由な雰囲気を持っている街に感じる」という感想が記憶に残っている。その後、ハウステンボスの『夏の祝祭劇場灯りのまつりファントマティーコ！』の美術監督を務められた時も東洋のランタンとヨーロッパの街が融合したような無国籍な現場で創作の話を聞くことができた。

三谷幸喜作品でも独特の質感を漂わせる見事な美術で作品の世界観を広げてきた種田さん。撮影や照明、音楽と同じく美術という仕事が映画という総合芸術を支えるうえでいかに大切な要素なのかを改めて気づかせてくれた人物だ。ちなみに最近観た作品では根岸吉太經篤弔痢悒凜オンの妻〜桜桃とタンポポ〜』の種田ワールドが圧巻だった。
<img alt="fes.JPG" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/fes.JPG" width="312" height="234" / align="left" vspace="3" hspace="10"">

この夏、ジブリも種田さんの才能をプッシュしたコラボ企画『借りぐらしのアリエティ×種田陽平展』が東京都現代美術館で開催されるなど、日本映画界の貴重な存在でになっていることが伺える。

そして、いよいよ待望の李監督最新作『悪人』の公開が迫ってきた。『69sixty nine』『フラガール』に続き李作品に種田さんが参加。吉田修一の原作をもとに福岡、佐賀、長崎の３都市を舞台にロケを敢行した話題作。李監督の手腕はもちろん久石譲の音楽、現場のロケーションと空気をいかした種田さんの美術世界に期待がふくらむ。個人的には平戸ロケの延長で佐世保市街でもワンシーンくらい撮って欲しかったものだが、『69』の作品価値を考えれば、本作に佐世保の空気感は不要なのかもしれない。


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    <title>「佐世保弁物語２」</title>
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    <published>2010-08-25T04:52:15Z</published>
    <updated>2010-08-25T05:08:51Z</updated>
    
    <summary> 【そいから】 佐一郎は夏目漱石が好きだ。久しぶりに『坊ちゃん』でも読み返そうと...</summary>
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        <name>まきたろう</name>
        
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            <category term="佐世保な記憶" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.lifesasebo.com/makitaro/">
        <![CDATA[

【そいから】
佐一郎は夏目漱石が好きだ。久しぶりに『坊ちゃん』でも読み返そうと金明堂書店の文庫コーナーに佇んでいた。友情を選ぶか？　恋を選ぶか？　三角関係の微妙な心理を描いた『それから』の背表紙がなぜか気になった。<img alt="soikara.jpg" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/soikara.jpg" width="96" height="117" / align="left" vspace="3" hspace="10">かといって佐一郎は別に三角関係に悩んでいるわけではない。もし無意識に天びんにかけているものがあるとしたら、ワインバー開店の夢と、会うたびにときめきが増していく佐保美の存在かもしれない。新潮文庫『そいから』……おっと失礼、『それから』を手にレジへ向かった。

【ちいった】
佐保美は同僚の恵と飲みに行くため、親和銀行京町支店のＡＴＭで一万円を引き出した。預金残高を確認しながら、母の「ちいった貯金しとかんばよ」という口ぐせを思い出した。※「少しは」の意味。

【つかいにっか】
佐保美と恵はイカの造りを肴にハイボールを飲みながら談笑していた。「この携帯、液晶ばぶつけたけん、つかいにっかっちゃんね」「佐保美さんみたいに、めちゃ方言を使う人には佐世保弁変換ができる携帯があれば便利ですよね」「そいよかねぇ。『ど』ば押したら『どけ行く』『どがんすっ』『どがんしよっと』って候補がいっぱい出てくる携帯（笑）。どっちみちもう古うなったけんがドコモ京町店に行って機種変更しゅーっと」。※「使いにくい」の意味。

【つっぽがす】<img alt="tuupo.jpg" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/tuupo.jpg" width="179" height="207" / align="right" vspace="3" hspace="10">
佐一郎は比良町で見つけた古民家の内装工事を友人の順ちゃんに頼むことにし、打ち合わせをしていた。「この壁ば、つっぽがしたらカウンターの長うとれんかね？」。順「柱はどこかね……あぁ〜、こけあっ。たぶん大丈夫やろ」※「穴をほがす」の意味。

【なきよっ】
「佐保美あんたなんばなきよっと」「なんもなきよらん」。サンドウィッチをほうばりながら、ビールを飲んでいた佐保美の目は確かに涙で潤んでいた。「どがんしたと、なんかあったとね」と心配する母、ひろ子に「どがんもしとらんって、もうなんもゆわんでさ」と語気を荒げ、キッチンを飛び出し自室に閉じこもってしまった。※「泣いている」の意味。

【なごうなっ】
「今日、仕事なごうなっと？　内装工事の終わったけん見にこん？」。佐保美は佐一郎からのメールに「大丈夫、くっけん！」と返信。仕事を終え、比良町の古民家に向かった。二人っきりで開店準備の前祝いに祝杯をあげようと、玉屋のサンドウィッチと缶ビールを買って、胸をはずませドアを開けた。するとカウンター越しに佐一郎と親しげに話をしている女性の後ろ姿が目に飛び込んだ……。※「長くなる」の意味。年配の人は「横になる」ことを「いっとき、なごうなっとかんね」などとも使う。

【なして】
「あっ!!」と振り返ったのは同僚の恵だった。「恵なしてこけおっと？」訳（どうしてここにいるの？）。「いや、ちょっと。あっ、もう私かえらんば」。恵はばつが悪そうに立ち上がる。「おってよかさ。そいより、二人って知り合いやったと？　どがん関係？　うちぜんぜん知らんやったとばってん」「あっ、うん。そうそう妹の同級生で……」「そうそう」と慌てて取りつくろう二人。その時、恵の手からあるものがひらりと床に落ちた。それは永田宝石店のジュエリーカタログだった。「ちょっと、二人ともなんばこそこそしよっと。うちもう知らん。かいっけん」。佐保美は怒って内装の終わった佐一郎の店を飛び出した。※「どうして」の意味。

【なんか】　
サンドウィッチと缶ビールを持ったまま帰宅する途中、佐一郎から電話がなったが、佐保美は無視して出なかった。しばらくするとメールのバイブが３回震えたが開きたくなかった。帰宅後、母の手料理を断り、ぬるくなった缶ビールのプルリングを引き、サンドウィッチをやけ食いしていると、こらえていた涙がポロポロとあふれ出した。「どがんしたと、なんかあったとね」と心配する母の声がとてもつらくて、自室に閉じこもり声を出して泣いた。※「何か」の意味のほか「長い」も「なんか」で表現できる。例「涙が枯れてしまっても眠れない佐保美。それは、とてもなんか（長い）夜だった」。

【ぬけん】
佐一郎は佐保美にプロポーズを決意。指輪をプレゼントしようと、こっそり恵に頼んでどんな品がいいか相談していたところ、恵と佐保美がはち合わせするというドジな結果を招いてしまった。その後、怒った佐保美との関係はいまひとつ。永田宝石店で買った指輪をまだ渡せずにいた。そんな指輪を遊び半分で自分の指に装着してみたところ抜けなくなってしまった。「あれ、ぬけん」と慌てふためくドジ続きの佐一郎だった。※「抜けない」の意味。

【はがいか】
真相を知らないままの佐保美は佐一郎と恵にだまされたような気がして「あ〜はがいか」を連発。そんなモヤモヤを一新しようと「まるた美容室」で髪を短く切ったら、気分も少し軽くなった。※「歯がゆい」の意味。<img alt="sahomi.jpg" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/sahomi.jpg" width="61" height="98" /align="right" vspace="3" hspace="10">

【ばかんごたっ】
髪を短くカットした翌日、同僚の恵が「誤解を晴らしたい」と先日、佐一郎の店ではち合わせした理由をうち明けてくれた。「えぇ〜なんね。そがんことやったと……あの日、もう少し残業してから店に行けばはち合わせせんやったとたい」
と佐一郎のおちゃめなプロポーズ大作戦の失敗に同情しながら「なんか、うちだけはらかいて、ばかんごたったね」。※「馬鹿みたい」の意味。

【はずれん】
はずれにくいイヤホンやコンタクトはありがたいが、指輪は困る。「あ〜、あせったばい」。佐一郎は佐保美のために購入したピンキー＆ダイアンの指輪をケースの中にそっとしまった。※「はずれない」の意味。
<img alt="hachi.jpg" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/hachi.jpg" width="166" height="108" /align="left" vspace="3" hspace="10">
【ふとか】
佐保美と恵は仲なおりのしるしに「蜂の家」でシュークリームを食べた。「味も昔のまんまでボリュームも変わらんよね」「そうね、ふとかよね」「このひょうたん型のスカッチソースもなつかしかね〜」※「大きい」の意味。

続きはまた、そのうちに。　

ライフさせぼ刊『佐世保弁辞典〜ライフさせぼ編』より。



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    <title>「８月８日に蜂の家カレーが８８円!?」</title>
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    <published>2010-08-05T09:49:43Z</published>
    <updated>2010-09-15T05:05:33Z</updated>
    
    <summary>緊急情報！　緊急情報！ ２０１０年８月８日（日）佐世保市本島町で、すごい記念イベ...</summary>
    <author>
        <name>まきたろう</name>
        
    </author>
            <category term="佐世保な記憶" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.lifesasebo.com/makitaro/">
        <![CDATA[緊急情報！　緊急情報！

２０１０年８月８日（日）佐世保市本島町で、すごい記念イベントが開かれる。
<img alt="hahinoya2.jpg" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/hahinoya2.jpg" width="170" height="116" / align="left" vspace="3" hspace="10">

１９５１年（昭和26年）に開業した洋食レストランの老舗「蜂の家」が60周年を記念して、佐世保市民に感謝の気持ちを贈ろうと、名物メニュー「蜂の家特製カレー」を、なんと88円で提供するそうだ。


蜂（ハチ）の屋（ヤ）にちなんだ「８８」な一日。

当然この日のメニューは蜂の家カレーOnly。午前11時から午後８時まで約２０００食分を準備するらしい（１人１食限定）。通常７８０円が88円とは、大胆×ビックリ×嬉しい＝華麗（カレー）なる食の感謝祭である。

まだ食生活が豊でなかった戦後、調理人兄弟が創業。スパイス料理を勉強していたお兄さんシェフが、日本人の口に合うように研究を積み重ね生み出した「甘みと辛みの独特のハーモニー」は、家庭では味わえない欧風カレーとして、たちまち人気を広げた。ちなみにラーメン一杯50円の時代。このカレーは１２０円だったという。戦後いち早く外食の贅沢気分と「食」の喜びを与えた佐世保を代表するカレーなのである。<img alt="hachinoya1.jpg" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/hachinoya1.jpg" width="152" height="217" / align="right" vspace="3" hspace="10">

甘いものもまだまだ乏しかった時代、弟さんシェフが生み出した名物のシュークリームも加わり、カレーと同様に60年経った今も、その味のベースは大切に守り続けられている。

外観写真は、今年の「ライフdeライブ」の打ち上げで夜が明けちゃって、「みぞぐち食堂」でシメた後の記念写真。ＦＭ長崎の風間みなみさんをはじめスタッフの方々と一緒に佐世保らしいロケーション「シュークリーム」前でハイポーズ！　ちなみにカメラマンはミュージシャンの松本浩太さん♪

佐世保の外食＆洋食文化を担ってきた「蜂の家」さん。60周年本当におめでとうございます。


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    <title>「佐世保弁物語」</title>
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    <published>2010-07-14T09:53:55Z</published>
    <updated>2010-07-16T10:38:57Z</updated>
    
    <summary>ライフさせぼが発行した「佐世保弁辞典」に収録されている『佐一郎と佐保美の物語』を...</summary>
    <author>
        <name>まきたろう</name>
        
    </author>
            <category term="佐世保な記憶" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.lifesasebo.com/makitaro/">
        <![CDATA[ライフさせぼが発行した「佐世保弁辞典」に収録されている『佐一郎と佐保美の物語』を、つなげて読んでみよう。物語仕立てで佐世保弁の使用例が分かるぞ。
※印に方言の意味も紹介しておく。


【おい】
「おい！君」と見知らぬ人に声をかけられた佐一郎は「えっ!? おいのことですか？」と首をかしげた。※「俺」の意味。

【おーてみてん】
「よかけん一回、おーてみてんね。よかひとけんが…」「そうね」佐保美は叔母がすすめた縁談に「赤い糸」のような予感を覚えた。※「会ってみたごらん」の意味。

【かずゆっ】
添乗員の佐保美はバスに戻った乗客を数え終え、「あれ？　一人たりん。もう一回かずゆっけん」と運転手に伝え、再び人数を当たった。※「数える」の意味。

<img alt="SSS.jpg" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/SSS.jpg" width="94" height="96" / align="left" vspace="3" hspace="10">【かずんでん】
ソムリエの佐一郎は、新種のフルーツワインをテイスティングするためグラスに鼻を近づけ、後輩に「よかにおいばい。かずんでん」とグラスを差し出した。※「嗅いでみて」の意味。

【かわん】
佐保美は何度試着しても決めきらない修子にあきれはて「ねぇ、買うと？　買わんと？」と苛立った。すると修子は「やっぱい買わん。もう一回アルバで見てみるけん」悪びれた様子もなく微笑んだ。※「買わない」の意味。

【きこゆっ】
添乗員の佐保美は、両手をメガフォン代わりにして「後ろの方は聞こえていますかぁ〜、次の金立パーキングエリアで休憩ですね」と告げた。しばらく間を置いて後部座席にいた老人が「ようきこゆっよ」と応えた。　

【きゃあないた】
佐保美はゴキブリを見て「キャ〜ァ！」と悲鳴を上げて泣いた。その日以来職場で「キャアナイタ」という、あだ名で呼ばれている。※「きゃあ」＝「ひどく」、「ないた」＝「疲れた」の意味。

【くろうならんうち】
佐保美は初めて佐一郎とデートした。弓張展望台から望む九十九島の夕日は、二人をつなぐ糸のように真っ赤に染まった。「食事に行こうか？」という誘いに「今日はくろうならんうちに帰らんばけん…」と佐保美は心と裏腹な言葉を返してしまった。※「暗くならないうちに」の意味。<img alt="saseben.jpg" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/saseben.jpg" width="119" height="156" / align="right" vspace="3" hspace="10">

【げんきんなか】
昨夜初めてのデートで佐保美から食事を断れた佐一郎は、どこかしょんぼり見えたのだろうか、同僚の松永シェフから「どがんかしたとね。なんか、今日はげんきのなかね〜」と声をかけられてしまった。※「元気がない」の意味。

【こけ】
〜コッコ〜とニワトリの鳴き声で目覚めた。一体何時頃だろう？　枕元に置いていた目覚まし時計を探すが見当たらない。佐一郎は「…おかしかね、こけおいとったとに…」と呟いた。※「ここ」の意味。

【こみんか】
佐一郎は古民家を利用したワインバーを開き、独立することを決めた。物件を見ながら「思ったより、こみんかですね」と不動産屋に呟いた。※「小さい」の意味。「こまか」「こみか」とも言う。

【さがいよっ】
風邪をひいて仕事を休んだ佐保美の携帯に同僚の恵からメールが届いた。「具合はどうですか、熱は下がった？」「うん、ねとったらだいぶさがいよっ」と変換しづらい方言をひらがな打ちで返信。※「下がってる」の意味。

【しけ】
「しけね、今日は海のしけとっけん、船ば出せんよ」佐一郎と佐保美は瀬渡し船で釣りに出かける予定だったが悪天候のため「海きらら」に場所を移し、クラゲやイルカを見て楽しんだ。※「困った」の意味。

<img alt="hana.jpg" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/hana.jpg" width="85" height="70" / align="left" vspace="3" hspace="10">【すいとっ】
佐一郎と佐保美は、いしだけ動植物園で象のハナ子を見ていた。「この象、うちたちの子どもんときからずっとおるよね…」「おいはこまか時、こいの鼻ばさわったことのあっとばい」「へぇ〜」と微笑み合う二人。突然、佐一郎が真顔に戻り、「佐保美さん、大事な話のあっとばってん…」「えっ!?」と驚く佐保美は（…いきなりプロポーズ？　まさかハナ子の前で「すいとっ」ってゆわすとやろか…？）と想像おふくらませるのだった。」※「好きだ」の意味。席が空いているときなども「すいとっ」と使う。ちなみに佐世保人に親しみの深い象のハナ子は今年40歳。来園38周年を迎えるんだって。

【せまか】
「思ったよりせまかやろ」佐一郎はワインバーに改装する古民家に佐保美を連れてきた。「こいぐらいが、ちょうどよかさぁ。レトロ感のあってよかぁ」と佐保美は屋内を見回しながら、「大事な話」って仕事を独立する事やったとか、と心の中で呟くのだった。

続きはまた、そのうちに。　

ライフさせぼ刊『佐世保弁辞典〜ライフさせぼ編』より。



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    <title>【48億の妄想】</title>
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    <published>2010-06-16T06:28:03Z</published>
    <updated>2010-06-16T06:30:26Z</updated>
    
    <summary>サッカーの支持率も、政党支持率も世論もテレビを通して一夜で変わる。テレビがなけれ...</summary>
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        <name>まきたろう</name>
        
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            <category term="あふぉりずむし" />
    
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        <![CDATA[<img alt="pot115.jpg" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/pot115.jpg" width="85" height="59" / align="right" vspace="3" hspace="10">サッカーの支持率も、政党支持率も世論もテレビを通して一夜で変わる。テレビがなければ、何ひとつ判断できないのか？　それとも私たちの思考はテレビに支配されているのか？　そんなことばかり考えていたら、むかしむかし読んだ筒井康隆の『48億の妄想』という小説のことを思い出した。自宅のどこかに眠っているだろうと思われる文庫本を探して再読してみよう。
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    <title>「李相日監督の最新作、期待度大」</title>
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    <published>2009-12-16T08:56:49Z</published>
    <updated>2010-09-14T09:51:06Z</updated>
    
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            <category term="親父一匹キネマ純報" />
    
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        <![CDATA[2003年、村上龍の故郷ここ佐世保市で暑い真夏のロケを敢行。映画『69sixty nine』で、熱い熱い青春エネルギーをフイルムに焼きつけた李相日（リ・サンイル）監督の最新作が、いよいよ動き出した。

06年に発表した『フラガール』で、キネ旬ベストテン１位や日本アカデミー賞などを受賞し、その手腕を広く知られるようになった李監督。『69』は、『フラガール』の男版といった要素も濃く、世の中が認める傑作を生み出す助走的な作品だったと思う。
<img alt="akunJPG.JPG" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/akunJPG.JPG" width="231" height="178" / align="left" vspace="3" hspace="10">
しかし、傑作『フラガール』を生み出したにも関わらず、李監督の新作を観ないまま、いつの間にか３年の月日が過ぎてしまった。

そんな年の瀬に、金明堂書店で長崎市出身の作家・吉田修一の文庫本『悪人』がいきなり目に飛び込んだ。帯に記された「映画化」という見慣れた文句と共に「出演：妻夫木聡　深津絵里　監督：李相日監督」という文字が突き刺さった。

早速、本を購入。物語にぐいぐい引き込まれて一気に読んだ。出会い系サイトでつながっていく心と心の隙間で交錯するさまざまな感情、想い、すれ違い。大量消費や技術革新など時代のスピードに合わせ、どこか画一化されていくような地方都市で空虚感を抱きながら暮らす人々。そんな、どこにでもある日常の影で悲惨な殺人事件が起きてしまう……。

現代人が抱える孤独や切ない想いを細やかに描出しながら、人間の本質とは何かを問う力強い小説だった。テレビドラマやアニメの劇場版全盛時代に、李監督は実にいい小説を題材に選んだな〜と嬉しくなった。「本当の善と悪が分からない今という時代」を、どんな映画に料理して楽しませてくれるか？　期待度大だ。　

『69』以来の妻夫木＆李監督の顔合わせも注目。長崎、佐賀、福岡という身近な舞台設定も親しみやすいだけに来年秋の公開が待ち遠しい。

同じく吉田修一著『パレード』を行定勲監督が映画化。「今」を感じさせる吉田文学の相次ぐ映像化で、若き日本映画人たちの底力も見せて欲しいな。

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    <title>「OS-61 小学生高学年篇」</title>
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    <published>2009-10-13T06:24:36Z</published>
    <updated>2011-04-09T02:30:42Z</updated>
    
    <summary>●1971〜1973年 テレビで『仮面ライダー』の放送が始まった。変身人間という...</summary>
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        <name>まきたろう</name>
        
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            <category term="OS-61" />
    
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        <![CDATA[●1971〜1973年


テレビで『仮面ライダー』の放送が始まった。変身人間というヒーローは実に刺激的。男子児童の間でたちまち「ヘンシンブーム」が巻き起こった。もちろんライダーカードにも夢中になったが、箱買いする奴、スナック菓子だけ、ありがたそうにもらって食べる奴など、子供の世界に経済の仕組みを見てしまいカード収集に冷めた。ちなみに初めて憧れたヒロインはアニメ『ど根性ガエル』の京子ちゃんだったと思う。


旧佐世保市立図書館でポプラ社の江戸川乱歩・少年探偵シリーズをよく借りて読んだ。この頃、切手収集も流行った。札幌冬季オリンピックや高松塚古墳壁画の記念切手を買って、ストックブックに大切に保管した記憶がある。アメリカンクラッカーが大流行。欲しくて欲しくてたまらず、親に買ってもらった。カラフルなプラスチックボールを振り子状にぶつけ合って「カチカチ」とリズム刻んで遊ぶシンプルなおもちゃ。黄緑色のアメリカンクラッカーを買ってもらった。が、ブームが去るのも早かった。


チャールズ・ブロンソンのＣＭマネ「ウ〜ン、マンダム」が流行った。
野球選手に憧れて地域(天神一組）の少年ソフトボールチームに入った。補欠だったが、初めてもらったよれよれのユニフォームの背番号が「16番」だったので嬉しかった。４歳下の弟が小学校に入学する際、スペクトルマンと記念写真が撮れる特典付特売会で学習机を購入。兄弟揃ってヒーローと写った記念写真は宝物だった。念願のフラッシャー付自転車を買ってもらって有頂天だった。


いしだけ動植物園の広場で『タイガーマスク』や『バロムワン』のキャラクターショーを見た。生のスタントに感動。ショーの後、満面笑みでキャラクターと記念撮影。いまも写真が残っている。
<img alt="mimi69JPG.JPG" src="http://www.lifesasebo.com/makitaro/mimi69JPG.JPG" width="128" height="96" / align="left" vspace="3" hspace="10">

『あしたのジョー』大人気の中、『荒野の少年イサム』に憧れガンマンを夢見た。NHK少年向けドラマ『時をかける少女』や『夕映え作戦』を夢中になって見た。


名切公園のおくんち広場で、「ひよこ釣り」をした。赤、青、緑、桃色のカラフルひよこは、家に持ち帰ってもとってもかわいかった。ある日、縁側で猫に襲われ何羽か食べられてしまった。生き残ったひよこを大事に可愛がっていたが、体の塗装が次第にはげてきた。ひよこから鶏に近づいてくると、あまりかわいらしくなくなり、お世話しなくなった。するとじいちゃんが庭に鶏小屋を作ってそこで飼われた。やがてコケコッコーと朝夕鳴き声を上げるまで立派に成長した。


盆と正月になると両親がよく「男はつらいよ」シリーズを観に連れて行ってくれた。映画館は満員で大人たちの笑い声が響いていた。大勢でスクリーンを共有する映画の面白さを味わった。映画好きだった両親は『ラブバック』『ドリトル先生』など楽しい洋画にも連れていってくれた。時には『十戒』や『ベンハー』など大人向けのスペクタクル超大作も鑑賞した。意味が分からないながらもカズバの70mスクリーンで観る洋画のスケールの大きさに度肝を抜かれた。


小学５年生の冬休みだった。ばあちゃんが火鉢で焼いてくれた餅に醤油をつけて食べながらテレビで浅間山荘事件の実況番組を見た。「ひどかことさすね」と呟きながら餅を焼くばあちゃんの姿が印象的だった。


６年生のときに『日本沈没』上下を読み衝撃を受ける。学習発表会で模造紙に地球の断面図を描き、地質やマントルの構造を発表。日本海溝や深海潜水艇に興味が広がった。学芸会で『荒野の少年イサム』をベースにした台本を書き、クラスメートと寸劇を作って発表した。生まれて初めての演出、出演体験にワクワクした。


アニメ『ガッチャマン』『マジンガーＺ』はもちろん、時代劇『木枯らし紋次郎』、刑事ドラマ『太陽にほえろ』に子どもながらかっこよさを覚え、爪楊枝をくわえたり、ショーケンのマネをして遊んだ。『刑事コロンボ』にはまった。「うちのカミさんがね…」の口癖もよくまマネしてた。ＮＨＫで『新八犬伝』の放送も始まる。人形劇の面白さを知ると同時に挿入歌にもなった『仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌』という八つの珠の魅力に惹かれた。『ゲバゲバ90分』もカルチャーショックを覚えて番組だった。


ある日の夕食にフライドチキンみたいな鶏肉メニューが出てきた。ご馳走なのにどうした訳か大人たちもあまり口にしなかった。わたしは食べたのか食べなかったのか？　この件に関しては記憶が薄い。翌日からコケコッコーという鳴き声が消えた。小屋には鶏の姿もなかった。鳴き声がうるさいということで、昔料理人だったじいちゃんが締めて、料理したという噂が家庭内に流れたが、じいちゃんは煙草（エコー）をくゆらせながら、「売った…」とクールに笑うだけだった。


アグネスチャンのＬＰレコードを買ってよく聴いた。母親が買ってきたシングル愛鳥盤では由紀さおり『夜明けのスキャット』、尾崎紀世彦『また逢う日まで』、仲雅美『ポーリュシュカ・ポーレ』を気に入ってよく聴いた。


中学校へ入学前、カンコー学生服にするか乃木服にするか悩んだ。その原因はカンコー（桜田淳子）、乃木服（山口百恵）という二大アイドルによるイメージ戦略に少年の心は大きく揺れた。ちなみに購読雑誌も『中一コース』と『中一時代』で、淳子ちゃんと百恵ちゃんのガチンコ。悩みに悩んだ末「中一コース」を買い、楽しかった天神小学校を巣立った。



■付録「1971〜1973年・佐世保の主な出来事」
71年（S46）
卸本町誕生。アツギナイロン工場落成。西肥バスワンマン化。佐世保刑務所が福石町から浦川内町へ新築移転。
72年（S47）交通公園に蒸気機関車Ｄ51到着展示、交通公園オープン。柚木炭坑閉山、市内炭坑ゼロになる。市立西高校が県立佐世保西高等学校になる。京町地下道開通。
73年（S48）
県外集団就職列車スタート。オイルショックでトイレットペーパーパニック行列。児童文化館のプラネタリウム館完成。
（※参考資料／『佐世保年表』佐世保市発行）　]]>
        
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