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「明日なき暴走☆撮影日誌」

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今日からしばらく「煙野映画」第一回作品『明日なき暴走〜暴中ハンター優』の撮影日誌を書きます。撮影風景も更新していきますのでお楽しみに!


【イントロダクション】
メインタイトルは私が17歳の時によく聴いていたブルース・スプリングスティーンの曲名です。わが青春のシンボルとして敬意をを払い題名に使わせていただくことにしました


そして33年の月日が経過。お腹の脂肪は取れず、階段の上り下りもきつい日々。老眼鏡も手放せない年代に突入してしまいました。同時に手放せなくなったのがiPadです。楽しいアプリがいっぱいで、若いときに叶わなかった夢の一つ自主映画を撮りたいと思うようになりました。


【優ちゃんも?暴走中年とは…?】
いい年こいて映画づくり? という無駄っぽい中年エネルギーを作品のテーマに選びました。映画づくりに夢中になる私自身がまさに暴走中年そのもの。みなさんの身の回りにもいませんか? 例えば青春時代に買うことができなかったモズライトを揃えてベンチャーズを演奏しているオヤジバンドとか。mov2.JPGスナックで若い女の子にオヤジギャグをかませ悦にひたっているおじさんたちとか。家の中で存在感が薄いお父さんも、何か一つくらい自分の居場所を持っているものです。


しかし、その大事な居場所にのめり込み過ぎたとき、ときおり周囲に迷惑をかけたり、疎ましく思われたりすることがあったりします。ツイッターでも呟きましたが主演の初瀬優ちゃんから「暴走中年って一体何ですか?」と質問を受けました。「オヤジギャグを連発しながら、その場の空気が読めないハリキリオヤジだ」と答えたら「なんとなく分かりました」と理解してくれました。


ハリキリ過ぎて、ちょっとかわいいけどうざい中年おやじにオマージュも捧げつつも、フライングやスベッてしまいがちな暴走中年に「ちょっと待った!」とちゃんとジャッジしなきゃ、と若いハンターに征伐してもらうお話を作った次第です。


【舞台はサケ・タウン】
舞台はサケ・タウン。馬鹿みたいに走り回る一人のオヤジを、暴走中年の象徴として描いております。それを追うハンター「優」の活躍にご期待ください!

                       
                    監督 けむりの まきたろう