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2012年03月23日

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「佐世保北高、坂道のコラボ」

今年1月「第57回小学館漫画賞」(一般向け部門)に輝いた佐世保出身の漫画家、小玉ユキさんの代表作「坂道のアポロン」が、遂にアニメになってテレビに登場する。

物語の舞台は1960年代の地方都市。当時流行っていたジャズを題材に、高校生たちの瑞々しい青春像を描いた同作を「のだめカンタービレ」を大ヒットさせた、フジテレビの深夜アニメーション枠「ノイタミナ」がアニメ化。ジャズの名曲とかっこいい演奏シーンで織りなす音楽アニメとして注目を集めている。

とりわけ佐世保人が気になるのは、佐世保北高という名前こそでてこないものの、正門前の坂道など北高を思わせる背景。主人公の薫と千太郎が出会う屋上シーンで、自分が通った頃は錠をかけられ伝説のバリ封事件依頼、封印されたままだったなぁ、など懐かしい記憶を投影して読んでたりする楽しい作品だ。さらに登場人物たちの台詞が佐世保弁という点も親近感が湧く。skorabo.jpg

先日このアニメに参加している佐世保出身の声優、宝亀克寿さんから電話をいただいた。渋いバリトンヴォイスで活躍してきたベテラン声優で、最近では「ONE PIECE」の二代目ジンベエも担当している人物だ。ちなみに宝亀さんも北高OB。今回の仕事では、ライフさせぼ発行の「佐世保弁辞典」を片手に声優陣の皆さんに方言指導も行っているという嬉しい知らせだった。

小玉ユキさんのヒット作を声優さんが、佐世保弁辞典とコラボさせるとは、予想もしなかった展開。「こいは、絶対見らんばばい!」と放送スケジュールをチェック。

えーと、放送開始は4月12日。毎週木曜日24:45〜。九州の放送局は……、サガテレビ、テレビ熊本、鹿児島テレビ…!? あれ? 宝亀さ〜ん、おかしかです! テテテテテテテ、テレビ長崎の入っとらんとです。リアル佐世保弁アニメの佐世保で映らんとです。せっかくとにもったいなかぁ〜。BSフジが映る知人に録画ば頼まんば。

2012年03月16日

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「シャア専用」

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久留米の行列ができる人気ラーメン店で通された奥座敷に座ると、まず目に飛び込んだのはコレ。確かに部屋の内装も真っ赤で納得。ラーメンはうわさ通りウマ!名物の鉄板に入って出てくる豚骨焼きめしもホクホクサクサクの美味。さすが繁盛している人気店はスタッフも元気がよくて爽やか、接客態度も「いいね!」ボタンだった。

2012年03月13日

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「真夜中のメッセージ・シーツ」


galki.jpg戸尾市場焼け跡の撤去作業は3月14日(水)から始まるそうだ。再建に向け被災者の皆さんも一致団結し始めた。火災があった深夜、市場周辺を真っ白なシーツを持って駆け回っていた一人の女性がいた。

近所の飲食店に勤務するこの女性は「夜が明け明るくなったら、市場がはっきり見えるから、お店の人が悲しむだろう…」と思い。自宅から持ち出したシーツに寄せ書きを集めるために、顔見知りの店をはじめ、まだ営業しているお店に駆け込み、応援メッセージを呼びかけた。

多くの人々が彼女の行動に共鳴し、真夜中のシーツは、あたたかい文字でいっぱいに埋まった。明け方前、シーツは火災現場から国道を挟んだ真正面に位置する南国食堂「地球屋」の店先に掲げられた。situ.jpg

道行くドライバーの目にもくっきり飛び込む「マケナイデ戸尾市場」の文字に被災に遭った市場関係者も「うれしかね…」と顔をほころばせる。洗い立てのような瑞々しいメッセージシーツは、今日も眩しいくらい白い輝きを放っている。 

2012年03月11日

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「戸尾市場火災から3.11を思う」

海路でいろんな品々が運ばれたその昔。早岐茶市、朝市のように佐世保の「市」は海とつながって発展した。市民の台所としてこの街の食文化を育んできた戸尾市場も、その前身は湊町の海岸に集まっていた露天商だったという。

大正時代に京町や山県町、勝富町界わいが栄え始めたのを機に、露店がここに移動したのが市場の始まりらしい。tono.jpg
その後、商港が湊町から万津町に変わり、戸尾の利便性はさらに高まり、新鮮な海の幸、山の幸、生活雑貨などいろんな物が揃う市場として発展。東京のアメ横にも通じる風情を持つ昭和テイストあふれるスポットとして観光客にも人気が高い。

 その独特の雰囲気や人情、佐世保らしい歴史と地域性は、若い世代にもリスペクトされていて昨年、戸尾川をテーマに有志が集い「戸尾川活性化計画ほぼフェスさせぼ実行委員会」が発足。第1回目のイベントを戸尾川が流れ込む万津町で開催。今後川をさかのぼり戸尾市場でも同イベントを開きたいと意欲を燃やしていた。
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その市場が3月7日(水)の夜8時40分頃出火。消防による懸命な消火活動が行われたが、約10店舗が営業を行っていた一棟が全焼してしまった。

上から望むとまるで爆撃を受けたような惨状。生活の支えとかけがえのない想い出を一晩で無にしてしまった商店主の方々の心労を察してしまう。

市場のがれきを呆然と見つめながら、東日本大震災の焼け野原のようながれきの荒野を思い出す。街の一角だけでも、こんなに失われるものは多く、空虚感に包まれる。一瞬に命と想い出、産業、風土、歴史、文化まで飲み込んだあの未曾有の災害が人々に与えた絶望感がいかに計れ知れないものであったであろうか。
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今日は3月11日(日)。島瀬公園では地元ミュージシャンたちによる『がんばろう、ニッポン2012』というチャリティライブが開かれている。その横では市民有志が戸尾市場火災を見舞う募金を呼びかけている。夕方からはキャンドルを灯し、東日本大震災の犠牲者を追悼した後、原発問題などを語り合う集会も開かれる。

そして今、佐世保の街にも追悼のサイレンが高々と響く。2012・3・11 14:46 黙祷。


2012年03月02日

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「カップヌードルの想い出」

「スターウォーズ」3D版公開に合わせカップ麺のオマケでついてたフタ止め。ヨーダ、ちょっと顔色悪いけど、フォースの力で誕生40年の味がさらに美味しくなるかも…なんて考えていると、3分もあっという間。
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そういえばカップヌードルを初めて食べたのは中3か高1の時だった。お湯を注いで、ワクワクドキドキしながら時計の針を追っていると、側にいたばあちゃんが出来上がりを見て「ほんなこて、こいで食べらるっとね!? もう少し火ば通した方がよかよ」と鍋で再度熱してくれた煮込みヌードルが初賞味だった。

その前後に映画館で「スモーキン・ブギ」で一斉を風靡していたダウンタウン・ブギウギ・バンドの短編ドキュメンタリーを観た。楽屋に山積みされたカップヌードルを宇崎竜童が食べているシーンが記憶に残っている。その食べっぷりもなんだか、つっぱていてワイルド。白いつなぎ、サングラスに負けずカップヌードルのパッケージがすごく斬新でかっこよく、旨そうに見えた。お湯を入れるだけでどこでも楽しめる革命的即席麺は、70代の若者文化も象徴するフードだったんだろうな。

おっと、ヨーダの顔がが今は亡き麺を煮込んでくれた、ばあちゃんと少しダブった。「ばあちゃん!カップヌードルは21世紀になった今も世界のスタンダードばい!」。