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2009年04月24日

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「ミック・ジャガーのおなか」


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わたしが生きている間にローリングストーンズをこんなに間近で観る機会はもうないだろう。都会から約4ヶ月遅れて佐世保の街にストーンズのワールド・ツアーがやってきた。

世の中にライブ画像は山ほどあるが、こういう感動は滅多に体験できない。会場のビーコン・シアターと映画館がシンクロナイズする音と映像の魔力にわたしの体は粟立った。

カメラワークと編集力が映画芸術の大きな醍醐味であることを知らしめた凄い作品だ。ストーンズという極上の素材とスコセッシという豊かな感性があったからこそ成立したライブ映画だと思う。

しかし、臨場感あふれ過ぎで、一つショックだったことがある。多少顔の皺はふえたもののミックもキースもステージパフォーマンスはまったく衰えていない。若き日となんら変わりなくステージを動き回るその姿は、60過ぎたおやじとはとても思えない。ロックで鍛えぬいたタイトなボディ。ときおりTシャツの裾から覗くミックのおなかは、きりりと引き締まり、40代のわたしの腹よりだんぜんかっこいいのである。

ウエストサイズは変わらないのだが、わたしの腹は最近ポテッと飛び出してしまいひどくかっこ悪くなった。ミックのかっこいいおなかが映るたびに「腹が飛び出したらロックじゃないぜ」と静かに警鐘を鳴らされているようで、つらかった。これじゃダイスじゃなくて『メタボを転がせ』だぜ。

そんな所もふくめてストーンズは、いつも生きざまの教本みたいな存在であり、恐ろしくらい強靱な人生の先輩だ。

その勇姿をこんなに近くで観させてくれた『シャイン・ア・ライト』とシネマボックス太陽に感謝したい。ステキなムービーありがとう! 

明日はアルカスSASEBOでライフdeライブだ。
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そして5月9日(土)には、ストーンズに続き親愛なるザ・ルースターズが遂に佐世保でロックを奏でる。映画『シャイン・ア・ライト』でデビュー当時のストーンズの映像がうまくインサートされていた。スクリーンに甦る若き日のライブの熱気に東京で初めて観たルースターズの姿がどこかダブって感慨深かった。わたしに今も多大なる影響を与え続けるザ・ルースターズ……そのギタリスト、花田裕之氏のアコースティックライブが島瀬町「ガァネット」で開催される。

●花田裕之 九州“流れ”2009
5月9日(土) 佐世保市ガァネット。午後7:30開場/8:00開演
チケット:前売2,500円(当日3,000円)出演:花田裕之/Howling Setta
問い合わせ:090-4993-0886(オフィスハウリング)


2009年04月21日

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「血液の証明」


約半世紀におよぶわが人生。まったく血液型など気にせずに生きてきた。

ところが、昨今血液型ブーム。あの人A、やっぱりそうね。あの人B、なるほどね。あの人O、はいはいはい。あの人AB、ほらほらやっぱり。といった具合に、性格、習性、行動パターン、思考、胸の内など全て血液型でチェックされるシーンが増えた。

昔から血液型占い、血液型相性という類があるのを知っていたが、まったく興味を持ったことがない。ところが、『自分の説明書』なる本が大ベストセラーになるなどブームが広がり、小学生の娘までも「お父さんって、本当にA型?、あんまいAらしくなかね」などと突っ込んでくる始末。

「なにをぬかすか、わたしは正真正銘のA型だ。献血だってしたことあるんだぜ」
ところが家の外でも「O型ぽい」とか「Bやろ」「もしかして私と一緒でO型ですか」と、わたくしがAであることを否定する声を浴びることが増えた。

とどめは、この春、従兄弟連中が集まった法事の宴席だった。昔話に盛り上がっている最中、「○○ちゃんはO型やったよね」と問いかけ。「違う、僕はずっとA型だ」と答えると「うっそ〜」と声を揃えて驚いた。従兄弟たちにとってわたしがO型であった方が分かりやすいのか? 「どうして僕はいつもOやBって言われるんだ…」と愚痴をこぼしていると、側にいた父親が「人の血液型も途中で変わるかもしれん。もう一回検査ばしてみんばたい」とほくそ笑んだ。

う〜む、人の個性や生きざまは血液型で全て決まるわけじゃあるまいし。血液にそんなに縛られて暮らしたくないわ。と斜に構えてみるが、どうも気になる(この小心こそ素晴らしきAタイプではないのか)。どうして世間はこのわたしをAと認めたがらぬ。どうして。どうしてなの? 

そうこう思っていたらひじょうに他人との相性が気になってしかたなくなった。
「Oぽい」「Bぽい」と言われるAの俺は、一体何型の人と相性が合うのだろうか?
今まで気が合う、肌が合うと思ってつき合ってきた人々の血液型がものすごく気になってきた。血液型人間関係調査、題して『血液の証明』を決行することにした。

ところが、わたしは友だちが少ない。ときどき酒を酌み交わすなど気心知れた数少ない友たちに電話や電文で「君の血液は何型だったけ?」って改まって訪ねてみた。その行為自体が実に不自然で、恥ずかしかった。

しかし、この問題を解決しないとわたしは前に進めないのだ。勇気を出して聞くんだ、聞くんだジョー〜。勇気をふりしぼって調査した結果は以下の通りだった。

●ターボさん(O型) ●ハウリン伊達丸(AB型) ●醤キエロ(A型)
●イトウさん(AB型) ●ともぞう(O型) ●オガタさん(O型) ●ウラサキさん(AB型) ●ヤマガジョウさん(A型) ●千草ちゃん(O型) ●松健(A)……。

これがわたしの血液型人間関係か。何を意味するのか。とりあえずB型が一人もいなかった事実が分かった。だが、最初に書いた通り、相手の血液型を聞いてお付き合いしたことは一度もない。気が合う気が合わないは、血液型に関係ないと信じている。その人の人柄が一番の魅力だと思う。わたしはもうAでもBでもABでもOでもなんでもいいぜ。(卯月)